他者に対して感じる、得手不得手とそれを超越した好人物像(前) |
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| ここを最初から見てくれてる人は知ってると思うが、俺はウツ持ちだったりする。 そして孤独癖があるくせに淋しがりやというアンビバレンツな所があって、普段は一歩退いた所に居たがる割に、誰も側にいないと孤独感に打ちのめされるのだ。
例えば、PSOでインしたときに既に友人達のいる部屋が満員で、一人手持ち無沙汰になったときや、チームチャットで挨拶したときにスルーされて反応がなにも無かったとき。
いや、判ってはいるのだ。その部屋は俺が来る前からたまたま4人で埋まってしまっているだけに過ぎないし、チムチャにしても発言したときに出る合図はさり気なさ過ぎて、気が付かないで見のがしているだけなんだって事は。 俺だって逆の立場であることは決して少なくはないのだから。 だから単なるコレは俺の我が侭、戯言に過ぎないのだ。
いつもいつもそんな風に感じていては元々ぜい弱な精神が持つわけがない。 一人で居る時間はリアルにせよネットにせよかなり多いのだから。
勿論、普通の時や躁の時はそんなネガティブな事は感じない。 ウツの気が出てきて気弱になるときだけ、そう強く感じるわけだ。 この気が出てきているときは、なるべく表に出さないようにはするがそれでもふと洩れる事ある(笑)。
そんな俺もリアルでもネットでも色んな人間と出会う。 当然好きとか嫌いとか、苦手に感じたり面白いと思ったりと、それぞれの人の在り方や個性や環境で決まってくるその人の個性に対しても、こちらの受けとめ方は色々と有るわけだ。
俺の場合は人を嫌いになるって云う事は滅多にないのだが、不得手なタイプは当然ある。 勿論、俺を嫌う人間に対してまではさすがに好きにはなれないが(笑)。 基本的には基本的なコミュニケーションが取れない相手は苦手に感じる傾向かな。
この傾向も精神状態でかなり揺らぐものではあるのだが、余裕がないときは苦手なタイプと遭遇すると、正直精神武装が追い付かずただ打ちのめされるだけになるので、とり繕うだけの余裕がなくなったりもする。
一番苦手なのは思い込みが激しく、自分の考え・常識を信じすぎるが故に、こちらの主張は理解されず、反対に相手が正しいと信じている考えを兎に角押し付けてこられたりするのはかなりキビシイ。 そのやりとりでどちらが正しいにせよ、妥協点を探ろうとか相手に理解を示そうという素振りは全く見せてこなくて、一方的に俺の常識が正しいんだという態度で接されると、たとえ自分が間違えていると思っても、拒絶反応が出て自分の感情が納得してくれなくてかなり精神的に疲労する事になる。 なんでもかんでも決め付けて「これはこうだ」と言われるのはやっぱり苦手だ。 たとえ正しくなくても、回り道になってもその方がいいと思う人間も世の中にはいるということを判って貰いたい。
このタイプで頑固な団塊の世代の人が上司になったことがあるが、あの時は参った。 間違いは認めない、自分の常識を押し付ける、他人に求める物を自分が満たしていないなどかなり胃が痛くなる時期であった。 後からふり返るとウツの症状が出始めたのがこの時期と重なってるのは偶然ではないだろう。 …まぁ、自分もそういう類の人間で、同族嫌悪という可能性も完全に否定は出来ない(笑)。
次は挨拶したり話題を振ってもレスポンスが無く、聞こえてないのか無視しているのか判らない人。
これが素で誰に対しても感心が無く、同じ様な態度なら礼儀はともかくとして悪気はないのかも知れないけど、それと判るには時間も掛かるし、それまでは自分が嫌われてるのかとかと悩んだりする俺は小心者です。 廊下ですれ違ってこちらが挨拶をしてもろくに返事も返さず華麗にスルーされると、あぁ俺はこの人にとって大したこと無い存在なんだな…とブルーになったりもするそんな日常のヒトコマ。
ウツになってからコレは顕著に感じるようになったことで、自分がウツの所為で周囲の人に迷惑をかけているという強迫観念がいつもあって、その所為で嫌われてるんじゃないかとか思うようになったからかもしれない。
今の職場でも一人、このケースで挨拶を返してくれない人がいるのだが、正直嫌われてるのかどうとも思われていないのか判らず、どう接して良いか判らないので普段から避けるようになってしまったり。 こちらも変に意識するとテンション下がるので、出来るだけ気にしないようにして自己防衛を図るのだった。苦手な相手とは食事や会議や飲み会でなるべく近くに位置取らないのが俺なりの自己防衛。 君子曰く、危うきに近寄らず。
とは言うものの、俺が他人に対して好き嫌いをどうこう言えるような高級な人間でないことは確かなのだが。
でも嫌われてるかどうか判らない相手には及び腰になるし、好かれてるかもと思う相手には親しみや好意を憶えるのはしかたないじゃない。ねぇ?
【つづく】
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6月6日(月) | トラックバック(0) | コメント(0) | その他 | 管理
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