Nameless heart
 
PSOとかPSUとか好きな名無しの脚色された虚構の日々
 


PSO

人の輪の中で過ごすと云う事

他人のことはそれなりに第三者としての目で見ることが出来ても、
自分のことを常に客観的に捉えながら、律し続けると言うことは難しい事なのだと思います。

先の週末に、公式のチームポイントランキングにも名前を載せたことのある、
30人ほどが在籍している比較的大手のチームのひとつで、
マスターを筆頭とした数名の問題行動がチーム内外のそれなりに広い範囲で問題となり、
某大手掲示板でそれに関することが逐一晒されたり、
チームHPの掲示板も荒れるといった事件がありました。

マスターとチーム員数名が不正行為を容認・推奨するような名前の部屋を作ったり、
インフォボードと呼ばれるユーザーが自身で記入し他人が自由に閲覧できる所に
同様の記述をするなどしていたのが複数の人間に目撃されたことで、
口コミや掲示板を介して広まって、一気に表面化したようです。

結果としてそのマスターはチームの中からも突き上げをうけ、
マスターを辞めさせられて、チームからも脱退させられてしまったようで、
そうなることを予想していたのか、間際にはかなり暴走した行動もとっていたようです。

これはきっとその人がそういう大規模なチームのマスターではなく、
ソロで活動するプレイヤーなどだったらそこまで大きな話にはならなかったのかも知れませんが、
チームという何人もの人間が所属する集まりに対して、
1人の不用意な行動が他のメンバー全てに迷惑を掛けることを深く考えず、
自身の行動を客観視できなかったが故の結末だと思います。

その人もそれまでそれだけの人数を率いてきたわけですから、
それなりの信頼を受けていた人物だったのかも知れませんが、
一度失った信頼はそう簡単には戻らないという現実をこうも見せつけられると、
例えそれがゲーム上での出来事であったとしても身震いを覚えるほど、
怖い出来事だと思いました。

マスターであるなしに関わらず、人の輪の中で過ごす者にとって、
自分の行動は常に周囲に何かしらの影響を与えていると言う事を、
普段からもっと自覚しなくては行けないな、と改めて考えさせられたお話でした。



3月15日(火) | トラックバック(0) | コメント(0) | PSO | 管理

私とPSO

今、私はWindowsのネットワークゲーム、
PSOBBと言うゲームをしています。

私とPSOの最初の出会いは4年ほど前に遡り、
丁度家庭用ゲーム機のドリームキャストでの
PSO ver.2が賑わっている時でした。

その頃、私は突然鬱になっていて、ひたすらに他人を恐れ、
自分の存在を含めた現実すべてに意味を見失い、
一人家に引き籠もったまま、繰り返し襲ってくる
「もう死んでしまえば?」
と言う理由の無い死の衝動に襲われる日々を送っていました。

当然まともな生活が送れるはずが無く、
仕事を休職し、家に引き籠もって外界と断絶し、
ただ何も生み出さず、時間が過ぎていくだけの毎日。

そんなある日、年上の友人が以前に言っていた
「PSO面白いよ!今まで無かったゲームだよ」
という言葉をふと思いだし、読書もせずゲームもせず
TVも見ていなかった日常から、タダの思いつき、全くの偶然で
DC本体とPSOのソフトを通販で買ってみたのでした。

そして新しく開かれた世界。
私は惑星ラグオルに降り立ったのです。
目の前に展開された光景は私を魅了しました。
現実では人の目線すら恐れ、避けるだけだった私でも

挨拶ひとつで知らない人達と知り合い、
またそこからその人を通じて広がる新しい出会い。
ただひたすらに時間が過ぎるだけだった日常に、
再び色が戻ったように感じました。

そして数ヶ月経ったある日、
WindousでPSOが発売されるというニュースを目にしました。
衝撃的な出会いを果たしたPSOですが、
残念ながらサービス開始後一年程を経ていたこともあり、
一から皆と並んで成長するような事は難しく、
みんな真っ白なところからスタートするPSOをしてみたかった私は
DC版でのプレイを辞めて、PC版発売と同時にそちらへと
引っ越したのでした。

PC版では色々。色々なことがありました。
沢山の楽しいこと。そして悲しかったこと。
鬱になって以降、感情が極めて薄くなっていた私に、
喜怒哀楽を取り戻してくれたのは、この時の出来事達でしょう。
今となっては良いことも悪いことも、すべていい思い出です。

そんなPC版の最後はあっけない物でした。
凄く親しくしていた仲間さん達が居たのですけど、
その中に凄く私に好意を寄せてくれた人(仮にAさんとします)が居ました。
本気か冗談やリップサービスだったのかは今となっては分かりませんが、
同じ仲間内にいたその人の恋人を振って、私の家に行きたいなどと
その恋人への愚痴などと一緒に言われたりもしました。

でも私は自分に自信なんて全く持てないような状態でしたし、
本当の自分は弱いんだと云う事や鬱のことを話しました。
だからあくまでPSOの中の一キャラクターとして好かれているんだなと思っていました。
そしてその後も特に関係に変化はなく、仲間で冒険をし、
Aさんとも二人で雑談チャットをしたりする日々か続きます。

そんなある日、私にPSO内で新しく親しくなった友達が出来て、
私はその人らが良く尋ねてきたりメールをくれたりしたので
良く一緒に冒険するようになりました。

…今思えば、新しい友人達と遊んでいたとき、
Aさんは私たちに近寄ってきていませんでした。
このことにもっと早く気が付いていれば、違った結末があったのかも知れません。

決して元の仲間達をないがしろにしていたわけではなかったのですが、
結果として連日、新しい友人と多く遊ぶ日々が続きます。
そんなある日、Aさんからメールが来ました。

内容は、
貴方が他の人とチャットばかりしているって聞きました。
もっと仲間を大切にしてくれて、冒険にも情熱を
持ってる人だと思ってましたけど違ったんですね。
正直見損ないました。
と言うような内容でした。

驚いた私は親しかった仲間達の所に行って誤解を解こうとしました。
するとみんな凄くよそよそしく、一緒にいるのも嫌だという感じでした。
これは後から人づてに聞いた話ですが、
私が乗り気ではないAさんにしつこく言い寄っていて
凄く困っていると言う話がAさんから皆にされて居たようです。

確かに私も好意を寄せられて居ることを容認していた訳ですし、
それが実際の話と立場がすり替えられていたとしても
全てが全て嘘だと断じて否定することは出来ず、
かえってそれが話に信憑性を持たせてしまったようでした。

結果、そのずっと仲の良かった人達とそこから派生した
人脈の輪から私ははじき出されました。
これが周囲に目を配らずに自分の刹那の楽しさだけを
追った私に与えられた結末です。

その後一人になった私は、以前から寝る前に顔を出していた
人達の所に行ったりしていましたが、
いつその話がここにいる人達の耳にはいるかなどと云う事に怯え、
あれだけ情熱を注いだPSOだったのにONし続けることが怖くなり、
最後はフェードアウトするように辞めてしまいました。

その後、しばらくは凄く落ち込み、
何が悪かったのか、どうしていればこんな事にならなかったのかと
考えては戻らない時間を思っては泣いていたりしました。

そして落ち着いた頃、二度とこういう事を起こさないように
もっと強くなれるようにと、自分を変えたいと思って
鬱に向かい合い、通院して投薬などの治療を受け、
鬱になる前のようにすっかり元通りとは行きませんでしたが、
なんとか仕事へも復帰して、現在に至ります。
そうすると悲しかった出来事も無駄にはならなかったのかも知れませんね。



3月14日(月) | トラックバック(0) | コメント(0) | PSO | 管理


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