Nameless heart
 
PSOとかPSUとか好きな名無しの脚色された虚構の日々
 


2005年3月30日を表示

抗うつ剤と精神安定剤の効き目と副作用

一度うつに襲われて、一度ズブズブと自分でも御しきれない心の闇へと引きずりこまれかけた俺ですが、幸い一番きつかった時期を乗りこえることが出来て、まだ今は定期的な通院と薬の服用は欠かせませんが、その御陰でなんとか対症療法的な騙し騙しでも、なんとか仕事に向かうことが出来ています。

仕事の内容に関しては…元々能力の優れた奴じゃなかったんだけど、まだそんなレベルでも元通りとはなっていませんね。あとは一種の浦島太郎みたいなものでしょうか。休んだりしてる間に仕事の方法やアプローチ、事務手続きの方法なども変わり、戸惑うことばかりです。
実際、新人さんみたいな状態といってもいいでしょうね。一度バラバラに砕けた物を繋ぎあわせたような中古新人も良いところですが。

ま、それでも人は生きていかなきゃなりません。元々俺の人格ではみずから死を選ぼうとするような莫迦な考えはもちろん、そんな度胸なんて無いですからぁ。
理性とは別なところから沸きあがる理由無き死の衝動に翻弄されていたのは、本当にうつがきつかったピークの時期で、かなりきつかったけど記憶も曖昧だったりするので、今となってはもやが掛かった向こうにあるかの様に感じます。

こういう感情が比較的安定した状態を維持するために、抗うつ剤や精神安定剤とよばれる物が処方されるんですが、飲むことでゆらぐ精神や感情を有る程度抑制できるわけですよ。
それで仕事にもいけますし、独りで暮らすことも可能になっるわけですね。

ですが薬は薬。当然良いこと尽くめの訳もなく。必ず付きまとうのが副作用。
この手のお薬はかなりたくさん種類があって、個人個人で向き不向きがあるので誰に何が合っているのかは色々飲んで試していって感触の良い物に出会うまでそれをひたすら繰り返すことになります。
幸い俺は今飲んでいる薬とは相性がいいようで、安定した状態を保つことが出来ています。
ですが!副作用はやっぱりあるのですよ?これがぁ。

俺の場合に現れている副作用とは、一つは以前にも書いた薬とアルコールの劇的な相乗効果。これは俺の薬に限らず抗うつ剤なんかではメジャーな現象で、どうも本来の効き目の数倍に増幅されるようですね。だから迂闊にアルコールを摂取すると個人差はあるでしょうが、酷い人は泥酔したときのように人格豹変するほどの変化を見せたり、程度の軽い人は普通通りに振る舞っていても記憶が欠落しているとかそういった感じになると思います。

次には異様なのどの渇き。常に脱水症状のようなのどの渇きがあり、飲んでも飲んでも癒されることがありません。これは実際に薬を体内で分解排出しようとしていてアルコールのように実際に水分を消費しているからなのか、それともただ感覚的な物なのかは聞いたことがないので解りませんが、実際問題としてのどが渇くのは事実。職場でもお茶やらコーヒーやらがぶ飲みですよ、エエ。

そして次にこれが恋人や奥さんなどの居る人だったらかなりの問題になるである副作用で、肉体が性的不感症になることです。
きもちいいとか快楽を感じる肉体的な感覚が、幾重にもフィルターを掛けられたような状態になります。
この状態でも一緒に性的欲求が減衰していれば問題はないんでしょうが、かなり困ったことに本能的な性欲自体はに変化がありません。男性の場合だと中高年以降に多く見られるようになってくるED、インポテンツの症状に近い物があります。
下品を承知でぶっちゃけた表現をしますが、勃つことは勃っても芯が通らない半勃ちかつ、いくら刺激を加えてもそうそう簡単には気持ちよくなることが出来ない、と言った具合です。
俺のような独り者はあえて性的なものから目を背けて居れば欲求不満にはなりますが、どうやっても発散する手段がない以上他のことに昇華するなどして、例えばPSOやゲームにのめり込むとかで何とでもなりますが、結婚されている方、親しい恋人が居る方たちは大変だと思います。
勿論相手と関係上ののこともありますが、なんだかんだ言っても男性における性的な部分は、それが自分の存在する自信・意欲へと直結している場合が多いですから。異性にもてたい、相手に振り向いて貰いたい。だから仕事や身だしなみとか色々頑張るとか。理性で上塗りされていますが、人も生き物である以上、異性を求めるために自分を高めよう価値を持たせようと行動しアピールするものですからね。それが結果として仕事を頑張ったりして、家庭を守ることや人生の充実などにも繋がっているのかなとも思います。
人間は自分自身だけを対象に、閉じて完結した関係の中だけで、ただ自分のためだけに何かをし続けられるほど強くは出来ていませんから。誰かのために人のためにっていう拠り所がないと、一部のよほど自我を強くもてる強い人以外はいつか疲弊して壊れてしまうんじゃないかなって思います。

女性の場合の副作用は、俺と同じ薬を飲んだらどうなるか、女性ならぬ身の俺には想像しかできませんが、やはり似たような症状は出る事になるとは思いますが、こんなことは俺だって面と向かって聞かれたら嫌ですから、聞けるわけありませんがな(笑)。

もしあなた達の身近に鬱とかに苦しんで薬を飲んで頑張っている人が居たら、こういう色々な副作用にも苦しんでいるって云う事を思い出して上げて下さい。
と言ってもいきなり直接下品な事聞いたりしちゃダメだぞ? お兄さんとの約束だ。
まだそんな年齢でもないのに自信の男性としての拠り所に自信がないっていうのは、こう書いてみた俺でも結構辛いからね…。からかい半分で聞かれると多分結構凹むんじゃないかなぁと思うわけですよ。

ま、俺もそのうち薬が要らなくなれば治るんでしょう。
いや…そうじゃないと困るよさすがに。いくら寂しい独り者でもさぁ。



3月30日(水) | トラックバック(0) | コメント(0) | その他 | 管理


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